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『みんなが愛した長老の物語』   

2008年 09月 24日

ある村に、来る日も来る日も人が訪れる家がありました。
家の前に行列ができる程です。その訪れる人達は、皆その家に住むおじいさんに逢いたくて訪れるのです。 ある人が、大切な家族の一人が亡くなったコトを話すと、おじいさんは、いっしょに泣いて悲しんでくれたそうです。ある人は、娘の結婚の相談をすると、共に肩を抱きしめて喜んでくれたそうです。そしてある人は、職を無くしたコトを話すと、いっしょに悩み、そばに寄り添ってくれたそうです。
誰もが、そのおじいさんに会って話すと心が晴れ、元気になり、心から感謝し尊敬していたそうです。 そんな話しが噂になり、遠くの村からたくさんの人が訪れていたのです。そんな日が何年も続いていたのですが、ある日おじいさんが、亡くなってしまいました。
 お葬式には、何千人という人が集まりました。 みんな悲しみのあまり涙しました。そしてそのお葬式を取り仕切っていた、おじいさんのたった一人の娘さんに、みんなはお礼を言ったそうです。すると娘さんが集まったみんなに、あいさつをしました。

『みなさん、今日こんなにたくさん私の父のために来てもらって、ありがとうございます。父は、さぞ喜んでいるコトでしょう。父は、生前耳が聞こえず、口もきけず、みなさんにご迷惑をおかけしたでしょうに、本当にありがとうございました』・・・と。

聞いていたみんなは、びっくりしました。あのいっしょ泣いてくれ、悩んでくれ、共に喜んでくれ、ずっとそばに寄り添ってくれたおじいさんは、耳も聞こえず、口もきけないのに、ただただ、いっしょに泣いてくれ、うなづいてくれ、そばに寄り添ってくれていたのか・・・。
こみ上げる思いで皆、号泣したという事です。そして何年経った今でもおじいさんは、みんなの心の中で微笑んでいるのだそうです。


なんと素晴らしい話でしょう。人は、理解してもらえるコトで頑張れるんですね。人は、言葉でなく、心の態度で、癒されるものなんですね!! 久保華図八
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by bagzy | 2008-09-24 14:22