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☆一隅を照らす人生☆   

2011年 01月 20日

先週、仙台に仕事でいったときのことです。

いつもお世話になる橘さんが駅まで迎えに来てくださいました。


「久保さん、凄い人いるんだけど寄ってきます?」


「いいですね~」


と案内され到着しました。

雪景色の田んぼの真ん中にポツンとたたずむ家!?小屋!?
5坪のない小さな小さな家!?小屋!?(笑)


入ってみると笑顔のおばちゃんが一人でトマトを切ってます。


「こんちわ~凄い人つれてきたよ~この方、知ってるでしょ、あの有名な久保さん~」

と橘さんが。。。


すると、おばちゃんが。。。


「知らな~い(笑)ごめんね~」

愛想笑い。。。(笑)


そのおばちゃんが凄い人なんです。聞いてみると。。。


そのおばちゃんは、長い間お母様の介護をされていた時に
食事も喉に通らなくなったお母さんになんとか精になるものを食べさせたいと
毎日寝ずに研究工夫して野菜をペーストにしたり、
醗酵させたものを少しずつ食べさせたりしていたら、
どんどん元気になってきたそうで。。。
その経験から、その後何年も改良を重ね遂にトマトや人参などの
たくさんの野菜を混ぜ合わせた醗酵食品を作っちゃった。

それを友達や知人にわけてやってたら、「元気になってきた!」とか
「調子が良くなった!」とかで注文が殺到。
それでこの家!?小屋で毎日コツコツ作っているそうだ。


「おばちゃん、一人じゃ追いつかないでしょ!?」

と尋ねると。。。


「それが、このやり方じゃないとダメなのよ。。。
 たくさんのひとにレシピを教えたり、手伝ってもらったけれど、
 同じものが出来ないんですよ~」

「きっと目には見えない何かが、あるんだと思うんだ。。。」


「それを証拠に使ってる野菜なんだけど、
 地元で身障者の人達が作ってるその野菜じゃないと
 良いものができないんだもん。。。
 やっぱり、手間暇かけて、真心込めて優しく作らないと
 良いものができないんのよ。。。」


「だから、この家!?小屋でコツコツとできる分だけ、作っているのよ」


ん~キテます。

心が洗われるようです。


名もない雑草だけれど、雪景色の中で日本一光り輝いているようでした。


昔の素晴らしい言葉に、「立志照隅」という言葉があります。


立志とは、志(なんのために!誰のために!)を立てる(決める!覚悟する!)。

人は、志を立てないと、ローソクに灯が点いてないと同じ。
誰のためにという覚悟ができた人だけが、ローソクに灯が点いたことになる。


照隅とは、その場を照らすという意味で、
自分の手の届くところだけは明るく照らすという意味です。
言い方を変えると、その場に必要な人になると言える。

立志照隅とは、誰かのために生きると思ったら、
その人は光り輝き、その人のまわりの場、
人を明るく照らし幸せにできるということでしょう。

そのおばちゃんが作る「食べドレ」?「食ドレ」?で、
幾人の人達が幸せになっていることか。。。

本当に学び多い家!?小屋!?(笑)でした!


みんなも心のローソクに灯を点けて、目の前の場を照らしましょう。


決して、すでに灯を絶やさぬように。。。



ん~キテました。



あの家!?小屋!?(笑)いや!あのおばちゃん!!(^^)

by bagzy | 2011-01-20 13:20

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